仕事内容

機械設計として、機械の構想から具体的な設計、製図までを一貫して行っています。まずは、営業担当者がお客様から受けた装置をどんな手順で加工し、組立てるかを検討。使用部品を決定して設計図を作成します。部分ごとの設計図を作成するため、１つの装置に設計図は多数存在し、作業期間も数か月かかります。設計の詳細について、お客様から具体的な指示をいただくこともありますが、大まかな希望を聞いて、自社で構想することもあります。装置が完成しても仕事は終わりません。お客様向けの取扱説明書の準備などを行うのも私の仕事です。機械設計部門には現在4名の技術者がおり、3人がかりで大規模工場のライン装置を手掛けたこともあります。20代～40代までバランスの取れた技術者で力を合わせ、お客様の要望をカタチにしています。

仕事のやりがい

お客様が抱える問題を自身のアイデアで解決した時は、技術者としての喜びを実感できます。時には、打ち合わせの席に、突然呼ばれてアドバイスを求められることもあります。私のアイデアが好転のきっかけになれば嬉しいですね。印象的だったのは、超音波で傷を探す装置。機械の仕様から変えてしまう新たな視点からの提案が喜ばれました。この仕事はアイデアが大切です。例えば、5秒で一つの商品をつくる装置の製造効率をアップする場合でも、ただ作業スピードを上げるのではなく、途中工程を省いたり合体させたりすることでよりよい装置が出来上がることがあります。自分のひらめきをカタチに出来るから、自分が手掛けたという実感が持てますし、喜びも大きい。自分の創造力次第で、より優れた機械を生み出せることが、やりがいに直結しています。

この会社を選んだ理由

就活当時、自分の工作物を見かけた社長が声をかけてくれたことが入社のきっかけです。技術者としての素質を見込んでくれたようで嬉しかったことを覚えています。仕事を経験して実感した当社の魅力は、業種を問わず、様々な業界の機械を手掛けられることです。実績の豊富な自動車関連装置の他にも、大学と共同で開発した前立腺癌向け治療器の放射線源測定装置や、航空機の部品の点検装置、ジェットエンジンの部品組み立てなど、ありとあらゆる業界の機械に触れることが出来ます。また、設計から加工、組み立て調整までを一貫して行えるため、自分がアイデアを出した装置が形になり、お客様のもとで稼働するところまで見届けることが出来る点も気に入っています。全部門が社内にあり、問題があればいつでも相談できるため、成長も早いと思います。